正誤問題です。
類題をたくさん解いて覚えましょう。
問題
次の文は、公共測量における地形測量のうち現地測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
1.地形、地物などの測定においては、トータルステーションとGNSS測量機を併用しなければならない。
2.現地測量は、4 級基準点、簡易水準点又はこれと同等以上の精度を有する基準点に基づいて実施する。
3.現地測量により作成する数値地形図データの地図情報レベルは、原則として1000以下とし250 、500及び1000を標準とする。
4.細部測量において、携帯型パーソナルコンピュータなどの図形処理機能を用いて、図形表示しながら計測及び編集を現地で直接行う方式をオンライン方式という。
5.補備測量においては、編集作業で生じた疑問事項及び重要な表現事項、編集困難な事項、現地調査以降に生じた変化に関する事項などが、現地において確認及び補備すべき事項である。
解答
分かりましたでしょうか?
明らかに間違っている選択肢は「1」です。
解説
それでは解説です。
選択肢1
誤
1.地形、地物などの測定においては、トータルステーションとGNSS測量機を併用しなければならない。
トータルステーションとGNSS測量機を併用する必要はありません。
選択肢2
正
2.現地測量は、4 級基準点、簡易水準点又はこれと同等以上の精度を有する基準点に基づいて実施する。
選択肢の通り。
4級基準点測量だけではなく、すべての基準点測量で同等以上の精度を有する基準点に基づいて実施する。
例:3級基準点測量であれば、1,2,3級基準点の成果を基に測量する。
選択肢3
正
3.現地測量により作成する数値地形図データの地図情報レベルは、原則として1000以下とし250 、500及び1000を標準とする。
選択肢のとおり。
選択肢4
正
4.細部測量において、携帯型パーソナルコンピュータなどの図形処理機能を用いて、図形表示しながら計測及び編集を現地で直接行う方式をオンライン方式という。
選択肢のとおり。
細部測量:山、川、道路などの地形や地物の詳細を測量。この測量を基に平面図を作成する。
選択肢5
正
5.補備測量においては、編集作業で生じた疑問事項及び重要な表現事項、編集困難な事項、現地調査以降に生じた変化に関する事項などが、現地において確認及び補備すべき事項である。
選択肢のとおり。
ちなみに、補備(ほび)測量と読みます。
以上。正解は選択肢1です。
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令和2年測量士補試験 解答解説
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