試験問題の引用
令和3年の試験問題は国土地理院HPから引用しています。
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html
第5問 問題
次のa〜eの文は、トータルステーションを用いた基準点測量の点検計算について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。
a.点検路線は、既知点と既知点を結合させる。
b.点検路線は、なるべく長いものとする。
c.すべての既知点は、一つ以上の点検路線で結合させる。
d.すべての単位多角形は、路線の一つ以上を点検路線と重複させる。
e.点検計算(水平位置及び標高の閉合差)の結果が許容範囲を超えた場合は、点検路線の経路を変更して再計算する。
1.a,c
2.a,d
3.b,d
4.b,e
5.c,e
第5問 解答・解説
正解は選択肢4です。
選択肢a
正
a.点検路線は、既知点と既知点を結合させる。
そのとおりです。
選択肢b
誤
b.点検路線は、なるべく長いものとする。
点検路線は短いほうが好ましいです。
誤差は距離が長いほど大きくなります。
選択肢c
正
c.すべての既知点は、一つ以上の点検路線で結合させる。
そのとおりです。
選択肢d
正
d.すべての単位多角形は、路線の一つ以上を点検路線と重複させる。
そのとおりです。
選択肢e
誤
e.点検計算(水平位置及び標高の閉合差)の結果が許容範囲を超えた場合は、点検路線の経路を変更して再計算する。
誤りです。
(点検計算)
基準点測量作業規定(平成30年4月 国土地理院)
第20条 方向角とその閉合差、座標とその閉合差、標高とその閉合差及び基線ベクトルの閉合差又は較差の計算を行うものとする。
2 閉合差又は較差が所定の許容範囲を超えたときは、監督職員の指示により、適切な措置を講ずるものとする。
b,eが誤りなので正解は選択肢4です。
令和3年測量士補試験 解答解説
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