令和5年測量士補試験 第9問(基線ベクトルの計算)を解説

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測量士補試験

試験問題の引用

令和5年の試験問題は国土地理院HPから引用しています。
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html

測量士補試験の過去問演習ができるページがありますので、

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第9問 問題

 GNSS測量機を用いた基準点測量を行い、基線解析により基準点Aから基準点B及び基準点Cから基準点Bまでの基線ベクトルを得た。
 表9は、地心直交座標系(平成14年国土交通省告示第185号)におけるX軸、Y軸、Z軸方向について、それぞれの基線ベクトル成分(△X, △Y, △Z)を示したものである。基準点Aから基準点Cまでの斜距離は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
 なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。

選択肢
1. 489.898 m
2. 663.325 m
3. 720.912 m
4. 870.179 m
5.1,077.032 m

第9問 解答・解説

正解は選択肢2です。以下、解説。

解法)ベクトルの知識がある方向けの考え方

区間ΔXΔYΔZ
A→B+400.000m+100.000m+300.000m
C→B+200.000m-500.000m+500.000m
A→C+400-(+200)=+200+100-(-500)=+600+300-(+500)=-200
表9にCBを追記

よって、求める基準点Aから基準点Cまでの斜距離は三平方の定理より
AC = √(2002+6002+(-200)2)
= √(40000+360000+40000)
= √(440000)
= 100√(44)
= 100×6.63325 =663.325(m)

以上、正解は選択肢2です。

類題を解きたい方は

令和4年第9問
令和3年第8問
を解いてみましょう。

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