測量士補試験は独学でも合格できます。
しかし、ある条件に当てはまる人は、独学だと挫折してしまい危険性が高まります。
講座に課金するべきか、独学でいけるか、まずはこれで判断してください。
3分でわかる!独学or講座 判定テスト
測量士補試験は全28問の択一式試験です。
正誤問題や用語の穴埋め問題は覚えてしまえば、いつかは解けるようになります。
ただし、測量士補試験全28問のうち10問程度は、計算問題です。
合格には18問以上の正解が必要です。
つまり、計算問題は避けては通れない。
苦手だとしても半分くらいは正解したいです。
下の画像は、令和7年測量士補試験で実際に出された計算問題です。
解けそうですか?少し考えてみてください。


上の試験問題をパッと見て、「三角関数の知識で解答できそうだな」と感じた人は、市販の書籍で独学してもそこまで苦労せずに合格できると思います。
実際、私は測量の経験はありませんでしたが、独学で合格しています。
一方、「ナニコレ」、「三角関数ってなんだっけ」、「sin、cos、tanは苦手だった」という方は、通信講座の受講を検討しましょう。
講座選定の基準としては、計算問題への対策がしっかりしている講座をおすすめします。
計算問題への対策を、1つの冊子にまとめているのはこの2つだけ。
・東京法経学院 測量士補 新・最短合格講座
・アガルート 合格カリキュラム<フル>
徹底比較!5大講座 スペック一覧表
本記事では、測量士試験の対策講座5選を紹介させていただきます。
※費用は2025年12月13日に公式HPにて確認したものを記載しています。
| 項目 | 👑 東京法経学院 | 🥈 アガルート | LEC | 日建学院 | 日本測量協会 |
|---|---|---|---|---|---|
| おすすめ度 | S (本命) | A+ (効率) | B | B | C |
| おすすめ講座名 | 測量士補 新・最短合格講座[総合講座] | 合格カリキュラム<フル> | 測量士補合格パック(通信Web) | 測量士補Webコース | 測量士・測量士補通信添削講座 |
| 費用(税込) | 60,570円 (※安い!) | 85,800円 | 69,300円 | 88,000円 | 52,000円 (最安) |
| 講義時間 | 約46時間 (最長) | 約35時間 | 約37時間 | 約17時間 (最短) | なし |
| テキスト | 白黒・複数冊子 (網羅性No.1) | カラー・薄い (効率重視) | 白黒 | 白黒 | 白黒 |
| 学習期間 | 約6か月 | 不明 | 不明 | 約5か月 | 不明 |
| 合格率 | 96.1% | 95.8% | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
| 特徴 | ・映像講義(スマホ、PCで閲覧可) ・提出課題6回分(郵送提出) ・質問票(郵送)かWeb質問可(回数不明) ・公開模試2回+科目別答練4回付(成績分析あり) | ・スマホ学習に特化 ・Webテストを繰り返し解いて、記憶の定着を図る ・オンライン質問サービス20回 ・実力診断模試1回(自己採点) | ・Web講座とDVD講座が選べる(DVDの場合92,400円) ・Web質問対応あり(回数不明) ・公開模試2回付(成績表はWeb返却) | ・Web講座 ・Web質問対応あり(回数不明) ・模擬試験1回付 | ・添削メイン ・質問対応あり(質問用紙を郵送) |
| 計算問題対策科目が含まれているか | (科目名) わかる測量士補試験の数学 | (科目名) パターンで攻略!計算問題 | 不明 | 不明 | 不明 |
タイプ別 講座の選び方
私の考えとしては、東京法経学院とアガルートがおすすめです。
この二つの講座にはどっちが劣っているとかはないです。
もう好みの問題というか学習スタイルによって選択が変わると思います。
👑 おすすめNo.1:東京法経学院(新・最短合格講座)
本気で合格したい方へ。費用の安さとサポートの手厚さ・歴史が証明する「王道」。
こんな人におすすめ
- 家でじっくり机に向かって勉強するスタイルの人
- 薄っぺらい知識ではなく、体系的にしっかり理解したい人
- アナログでの勉強を好む人
- 「土地家屋調査士試験」受験も視野に入れている人

土地家屋調査士試験の受験を考えている方には、絶対に東京法経学院をおすすめします。
令和6年度の土地家屋調査士試験合格者505名のうち、383名が東京法経学院の講座受講者だからです!!!
メリット:
- 「テキストが分厚くて白黒なのは、『試験に受かるためだけの小手先のテクニック』ではなく『測量の本質』を理解してほしいという意識の表れ。」
- 「対策講座として歴史が長い分、過去問データの蓄積が凄い。教材が豊富。」
- 「そして何より、これだけ充実していて費用が一番安い。」
デメリット:
- 教材の量が多く、添削課題もあるため、確実な知識は身につくが、学習時間の確保が必要。
代表的な講座:
・測量士補 新・最短合格講座
・総合コース(基礎力総合コース+本試験対策答練) 学費60,570円
・基礎力総合コース 学費39,240円
・土地家屋調査士+測量士補 超短期合格講座(合格講座フルパック) 学費40万円程度


🥈 おすすめNo.2:アガルートアカデミー(合格カリキュラム)
スマホ一つで「最小限の努力」で合格へ。
こんな人におすすめ:
- とにかく薄いテキストで勉強したい人。
- フルカラーテキストじゃないとやる気が出ない人。
- デジタルでの勉強を好む人。
メリット:
- 「アガルートの強みは『徹底的な効率化』です。テキストは驚くほど薄いですが、合格に必要な情報は全て入っています。」
- 「重いテキストを持ち歩かなくても、電車の中で勉強が完結します。」
デメリット:
- 東京法経学院よりは2万円程度費用が高い。でも「時間を買う」と思えば安い。
代表的な講座:
・測量士補試験合格カリキュラム(フル・ライト)
・ フル 学費85,800円
・ ライト 学費60,280円
・土地家屋調査士ダブル合格カリキュラム/フル 学費448,800円


もしフルとライトで迷っている場合…
数学が苦手な方は、合格カリキュラム<フル>をおすすめします。
その他の講座(LEC・日建学院・日本測量協会)
- LEC:
- 大手予備校が好きならあり。ただ、測量特化の歴史で言うと東京法経学院に分がある。
使用教材
測量士補スピードマスターテキスト・分野別過去問題集・本試験解説冊子

- 日建学院:
- 通学したいなら選択肢に入るが、通信で選ぶならあえて選ぶ理由は薄いかも。

受講を検討されている方は、最寄りの日建学院各校へご相談ください。
【受講相談】はこちら
- 日本測量協会:
- 測量士補の実施団体が出している講座。内容は堅実。
- 映像講義なし。eラーニングで模擬問題を繰り返し解答可能。
- 測量士試験と同一のテキスト・問題集を使用。

まとめ
- 独学で迷っている時間はもったいないです。
測量士補試験は、早く合格して、次のステップ(測量士や調査士)に進むべき通過点です。 - 手厚いサポート・確実な知識を身に着けて合格したいなら東京法経学院、最短効率での合格を狙うならアガルート。
この基準で選べば失敗しません。


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