最近は燃料価格高騰の影響が大きいので営業利益がすごく増えるということはないと思います。
代表的な航空測量会社
航空測量会社の御三家といえば「パスコ、国際航業、アジア航測」です。
3社のうちパスコ、アジア航測は上場しています。
国際航業(日本アジアグループ)は2021年9月27日に上場廃止になりました。
日本アジアグループ(株)の上場廃止理由
2021年8月31日開催された日本アジアグループ株式会社(以下「同社」という。)の株主総会において、株式会社シティインデックスイレブンス(非上場)ほか2名を除く同社株主の所有する同社株式の数が1株に満たない端数となる割合で行う株式の併合(効力発生日:2021年9月29日)に係る議案が承認されました。
日本取引所グループ
3社の売上高、当期純利益ランキングを見ましょう。
会社名 | 株式コード | 売上高 | 当期純利益 |
日本アジアグループ(株) | 3751 | 約683億円 | 約17億円 |
アジア航測(株) | 9233 | 約239億円 | 約11億円 |
(株)パスコ | 9232 | 約517億円 | 約-5億円 |
航空測量って何?
航空測量:セスナなどの飛行機、ヘリコプター、ドローンを活用して、上空から地上を撮影して地図作成や三次元点群データを取得すること。
パスコ:セコムの傘下。GISに強みがあり、セコムの事務所の最適な配置場所を検討したのではないかと推測。最近は衛星データ活用に力を入れいてる。
アジア航測:林業、バイオマスに強いイメージ。ブラタモリによく登場する赤色立体地図を開発。
国際航業:国内はもちろんアジア各国の社会インフラ構築に強み。航空測量のほか環境調査・地質調査など幅広い知識を持った技術者が在籍している。
航空測量会社は公共測量を多く受注しており、そこに収益依存しているイメージがある。災害が起きると短期的に株価が上昇する。
最近の株価推移
3社の現在価格とミンカブでの理想株価を下表にまとめた。
会社名 | 株式コード | 株価(6/4時点) | ミンカブ目標株価(6/4時点) |
日本アジアグループ(株) | 3751 | 918.0円 | 1638円 |
アジア航測(株) | 9233 | 865.0円 | 1006円 |
(株)パスコ | 9232 | 1619円 | 1872円 |
3社とも現在株価よりも目標株価のほうが高いという評価です。
とはいえ、投資は自己責任で行ってください。
個人的な予想
個人的には買いかなと思っています。
根拠①:ミンカブでの理論株価は現在価格より上
根拠②:DX(デジタルトランスフォーメーション)推進により国は差次元データ活用にお金を費やすと思われる(林業のポテンシャルマップ、ICT・BIM/CIM活用、PLATEAU 3D都市モデル)。
根拠③:2021年に地球観測衛星「だいち3号」の打上げ予定がある。
買い材料はこの3つです。
コメント