令和3年測量士試験(午後) 選択No.4 問A-3を解説

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。

測量士試験

試験問題の引用

令和3年の試験問題・模範解答は国土地理院HPから引用しています。
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html

選択No.4 問A-3

問A.E 市では、市の全域について従来から整備している地図情報レベル 10000 の数値地形図データを、公共測量によって 2021 年月時点で更新することとした。表4−1は、E 市が資料として利用できる測量成果の一覧である。このうち、表4−1の資料番号4は、更新しようとしている地図情報レベル 10000 の数値地形図データで、基図として今回使用するものとする。次の各問に答えよ。

問A−3.E 市では、更新した地図情報レベル 10000 の数値地形図データを編集して縮尺1/20,000 管内図を作成することとした。地図編集において取捨選択、総描及び転位を行うことは、地図の目的や縮尺に合った正確で見やすい地図を作成する上で重要な作業である。
 総描及び転位を行う場合の一般的な原則を、それぞれの語群の語句をすべて使用して、取捨選択の例に倣って、45 字以内で解答欄に記せ。

総描の語群
形状の特徴、相似性

転位の語群
河川、市町村界、道路、無形線、有形線

(例)取捨選択を行う場合の一般的な原則
取捨選択の語群
永続性、重要性、省略
取捨選択の解答例:永続性のある対象物や重要性の高い対象物を省略しないように取捨選択する。

以下、解答例。

総描:対象物の形状と相似性を保たせ、その形状の特徴を失わないように描画する。

転位:河川、道路などの有形線と市町村界などの無形線が重複又は近接する場合には無形線を転位する。

解説していきます。

この問題は平成29年の問A-3とまるっきり同じ問題です。

総描について

総描(そうびょう)とは総合描写の略で、建物の形状を簡略化したり複数車線をもつ道路を単線にするなど、地図に表示する情報を簡略化することです。
縮尺の小さい地図を作る場合に総描が活用されます。

総描の原則
・基図の形状と相似性を保持する。
・地形・地物の特徴を失わない。

もっと詳しく知りたい方はesriジャパンのHPをおすすめします。

転位について

表現したい地形・地物が近接している場合に、小縮尺ほど真位置で表示することが難しくなる。

そのときに用いられる手法が「転位」である。地形・地物を真位置からずらして表示させる。

転位の原則(科目別模範解答集より引用)
・転位をする際、表現事項の相対的な位置関係を保持する。
・基準点(電子基準点、三角点)、自然骨格地物(海岸線、河川など)は、転位しない
・自然骨格地物と人工骨格地物(道路、鉄道など)が近接するときは、自然骨格地物を真位置に表示し、人工骨格地物を転位する
有形線(河川、道路など実世界において確認できるもの)と無形線(等高線、行政界など実世界では見えないもの)が近接、または重複する場合は、有形線を真位置に表示し、無形線を転位する

令和3年測量士試験(午前 択一式) 解答解説

令和3年測量士試験(午前 択一式) 全28問解説

令和3年測量士試験(午後 記述式) 解答解説

令和3年測量士試験(午後 記述式) No.1,3,4のみ解説

コメント

タイトルとURLをコピーしました