測量士補試験と違うのは標準偏差を求めるところです。
方向角の求め方は士補試験と一緒です。
問題
図8に示す多角測量を行い、表8の観測結果を得た。点Bの方向角T及びその標準偏差は幾らか。最も近いものの組み合わせを次の中から選べ。
選択肢
方向角T | 方向角Tの標準偏差 | |
1. | 69° | 6.2” |
2. | 69° | 7.1” |
3. | 69° | 7.3” |
4. | 81° | 7.1” |
5. | 81° | 7.3” |
解説
正解は選択肢3です。以下、解説。
手順①
まずは方向角を求めます。
次の3つの式から求めることができます。
α1=303°+107°ー360°=50°
α2=211°ー180°+50°=81°
T=81°ー(180°ー168°)=81°ー12°=69°
手順②
次に方向角Tの標準偏差を求めます。
方向角Tを求めるまでに表8に記載の4つの観測をしており、それぞれの標準偏差が与えられています。
この表8の値をもとに方向角Tの標準偏差を求めます。
選択肢の中で一番近いのは7.3”です。
↓令和2年測量士試験(午前) 解答解説↓
コメント