令和6年測量士補試験 第6問(計算:方向角と距離から座標を算出)を解説

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測量士補試験
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試験問題の引用
令和6年の試験問題は国土地理院HPから引用しています。
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html

第6問 問題

 平面直角座標系(平成14年国土交通省告示第9号)において、点Bは、点Aからの方向角が305°00’00”、平面距離が1,000.00 mの位置にある。点Aの座標値を、XA = -800.00 m、YA = +1,100.00 mとする場合、点Bの座標値(XB, YB)は幾らか。最も近いものを次の1~5の中から選べ。
 なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。

選択肢

XBYB
1.-1,619.15 m+1,673.58 m
2.-1,507.11 m+1,807.11 m
3.-1,373.58 m+1,919.15 m
4.-226.42 m+280.85 m
5.+19.15 m+526.42 m

第6問 解答・解説

正解は選択肢4です。

以下、解説。

手順➀条件を図示する

問題文より
・点Bは、点Aからの方向角が305°00’00”、平面距離が1,000.00 mの位置にある。

問題文より
・点Aの座標値を、XA = -800.00 m、YA = +1,100.00 mとする

手順➁補助線を引き三角形をつくる

考えやすくするために、点Bから垂線を引き下図のような三角形ABCを作る。

∠BACは
305° – 270° = 35°
三角形ABCに着目すると下記図の通り

上図より
辺AB = 1000×sin35°
   = 1000×0.57358
   = 573.58
辺AC = 1000×cos35°
   = 1000×0.81915
   = 819.15

手順③点Bの座標を求める

手順➁の計算結果を赤字で追記すると下記図の通り。

よって求める点Bの座標値(XB, YB)は
XB = -800 – (-573.58) = -226.42
YB = 1100 – 819.15 = 280.85

以上、正解は「選択肢4」でした。

令和6年測量士補試験の解説は随時更新予定です。

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