令和3年測量士試験(午後) 選択No.3 問D-3を解説

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測量士試験

試験問題の引用

令和3年の試験問題・模範解答は国土地理院HPから引用しています。
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html

選択No.3 問D-3

問D.近年、機動性に優れているなどその利便性の高さから、測量において無人航空機(以下「UAV」という。)を使用する場面が増えてきている。UAV を用いた測量の例として、UAV 写真点群測量が挙げられる。次の各問に答えよ。

問D−3.UAV で撮影を実施するにあたり、現地で一定の風が吹いていたことから、撮影後に同一コース内の隣接数値写真との重複度が確実に確保されるよう、重複度を問D−1の文中に記載されている (80%) から イ(90%) に計画変更した。変更によって撮影写真の枚数はおよそ何倍になるか。解答欄に整数で記せ。
 ただし、撮影は十分に広い平たんな範囲を対象として行い、隣接コースの数値写真との重複度を含むその他の条件はすべて同じものとする。また、試験撮影は考慮しない。

以下、解答。

問D-3:2倍

解説していきます。

まず、問題文序盤の「 UAV で撮影を実施するにあたり、現地で一定の風が吹いていたことから、撮影後に同一コース内の隣接数値写真との重複度が確実に確保されるよう 」という記述について。

UAVは重量が軽いため、風により流されることが多いです。そのため、重複度80%を狙っても実際にはぴったり80%を確保するのは難しいと思います。

そこで問題文では重複度90%確保することにしています。

重複度を80%から90%にしたら撮影枚数は何倍?

頭を使う問題が苦手な筆者は、次の考え方でこの問題を解きます。

注意:間違った考え方です

ということで重複度を80%から90%にあげると、だいたい2倍くらい撮影枚数が多くなるということです。

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