令和3年測量士試験(午後) 選択No.3 問B-2を解説

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測量士試験

試験問題の引用

令和3年の試験問題・模範解答は国土地理院HPから引用しています。
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html

選択No.3 問B-2

問B.近年、建設現場における生産性向上のため、i-Construction の導入が進む中で、公共測量においても様々な測量技術が用いられるようになってきている。次の各問に答えよ。

問B−2.問B−1の文中に記載されている次の1〜3の測量技術において、観測に最も適した場面を表3−1のa〜cから一つ選び、それぞれ解答欄に記せ。

測量技術

1イ(航空レーザ)測量
2ウ(車載写真レーザ)測量
3エ(地上レーザ)測量

表3-1

aトンネル内の形状を路線に沿って取得する
b山岳地帯の広範囲で数値標高モデルを作成する
c局所的な工事現場を計測する

以下、解答。

1.b
2.a
3.c

記号だとわかりにくいので、暗記用に対応表を下記に記します。

車載写真レーザ測量 トンネル内の形状を路線に沿って取得する
航空レーザ測量 山岳地帯の広範囲で数値標高モデルを作成する
地上レーザ測量 局所的な工事現場を計測する

以下、参考情報

車載写真レーザ測量

メリットとして以下の2点があげられる。

・道路、トンネルにて計測を行う際に、交通規制を行わずに計測可能。

・トンネル内など、上空から計測できない箇所の計測が可能。

航空レーザ測量

航空レーザ測量を実施したエリアを「航空レーザ測量データポータルサイト」にて検索することができます。

各業務ごとの計測機関、計測密度、管理者、計測会社などの情報を閲覧することができます。

これも測量の重複を防ぐための取り組みと思います。

問題文にて「 山岳地帯の広範囲で数値標高モデルを作成する 」とありますが、このサイトでいうと「令和2年度森林域における航空レーザ計測業務(その2)」などが例かと。

地上レーザ測量

レーザ装置を地上に設置し、対象物に向けてレーザを発射することで、地形の形状を面的に取得することができる。

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