令和3年測量士試験(午後) 選択No.3 問A-1を解説

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測量士試験

試験問題の引用

令和3年の試験問題・模範解答は国土地理院HPから引用しています。
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html

選択No.1 問A-1

問A.A 市、B 市、C 町、D 町では、公共測量により地理空間情報を整備することを検討している。次の各問に答えよ。

問A−1. A 市、B 市、C 町では、管内全域の地図情報レベル 2500 の数値地形図データの整備を行うことにした。次の前提条件から、A 市、B 市、C 町が数値地形図データを整備するにはどのような方法が最適か。最適と考えられる方法をそれぞれ 45 字以内で解答欄に記せ。


前提条件
・A 市は、5年前に地図情報レベル 2500 の数値地形図データを整備している。その後に再開発が進み、状況が大きく変化している。
・B 市は、3年前に地図情報レベル 2500 の数値地形図データを整備している。2年前には、一部交差点形状の変更が実施されたが、そのほかの変化は無い。また、交差点形状の変更後に撮影された空中写真をもとに、国土地理院が、地図情報レベル 2500 の基盤地図情報を整備している。
・C 町は、4年前に国土地理院刊行の 1/ 25,000 地形図をもとにした管内図を整備している。

以下、解答例。

A市「経年変化部分が大きいため、空中写真測量を実施することで、数値地形図データを修正する。
B市「一部交差点形状が変更された箇所について、基盤地図情報を用いて修正する。
C市「空中写真測量を行うことで、数値地形図データを新規に作成する。

以下、少しだけ解説。

A市は5年前のデータ整備時より状況が大きく変化しているため、市全域の数値地形図データを新たに取得すべきである。
計測対象面積が大きいため、空中写真測量を採用する。

B市は、3年前のデータ整備時と比べ大きく地形が変化していないため、変化のない箇所は3年前のデータをそのまま使用する。
一部交差点形状が変化した箇所については、基盤地図が整備されているので、そのデータを活用すべき。(重複投資を防ぐ)

C市には、管内図はあるが数値地形図データがないので、新規に空中写真測量を実施すべきである。
(管内図:一言でいうと紙の地図)

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