令和3年測量士試験(午前) 第4問(計算:点の回転移動)を解説

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。

測量士試験

試験問題の引用

令和3年の試験問題は国土地理院HPから引用しています。
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html

第4問 問題

 次の文は、座標平面上における原点Oを中心とした、点の回転移動について述べたものである。 ア 〜エ に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。

 図4に示す xy 座標系において、次の式4によって点(x,y)は点(x ′,y ′)へ移される。

 このとき、点A(1,0)及び点B(0,1)は、それぞれ点A ′( 「 ア (0.8660,-0.5000 or 1.7321,-1.000)」 )及び点B′( 「 イ (0.5000,0.8660 or 1.000,1.7321)」 )へ移され、式4で表される回転の方向と大きさは、 「 ウ (時計 or 反時計)」 まわりに角度 θ = 「 エ (30 or 60)」 ° であることがわかる。
ただし、0 ° ≦ θ ≦ 180 °とする。

選択肢

1.0.8660, -0.50000.5000, 0.8660時計30
2.0.8660, -0.50000.5000, 0.8660反時計30
3.0.8660, -0.50001.0000, 1.7321時計60
4.1.7321, -1.00001.0000, 1.7321時計30
5.1.7321, -1.00001.0000, 1.7321反時計60

第4問 解答・解説

正解は選択肢1です。

この問題は筆者の苦手分野です。

理論の解説はできません。
択一式だからできる解答法を下記でご紹介します。

ステップ1

①式4を計算します。

式4の行列を計算

②x’とY’の成分に分けて立式

ステップ2

このとき、点A(1,0)及び点B(0,1)は、それぞれ点A ′( 「 ア (0.8660,-0.5000 or 1.7321,-1.000)」 )及び点B′( 「 イ (0.5000,0.8660 or 1.000,1.7321)」 )へ移され、 …。

の答えをステップ1で求めた式から算出します。

に当てはまる数字を求める

よって、に当てはまるのは0.8660,-0.5000

に当てはまる数字を求める

よって、に当てはまるのは0.5000,0.8660

ステップ3

⑤点Aを例にウ・エを求める

式4で表される回転の方向と大きさは、 「 ウ (時計 or 反時計)」 まわりに角度 θ = 「 エ (30 or 60)」 ° であることがわかる。

点A(1,0)は点A'(0.8660,-0.5000)に回転移動することが上記から求まった。

これを図4に図示すると回転方向と、大体の角度が求められる。

よって、時計30°が答え。

正解は「選択肢1

令和3年測量士試験(午前) 解答解説

令和3年測量士試験(午前) 全28問解説

コメント

タイトルとURLをコピーしました