令和2年測量士試験(午前) 第10問(日本の準天頂衛星システム)を解説

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測量士試験

準天頂衛星は近年の頻出テーマです!

問題

次の文は、日本の準天頂衛星システムなどについて述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。

1. 高精度な衛星測位を行うため、電子基準点のデータを利用して補正情報を計算し、現在位置を求めるための情報を準天頂衛星から送信している。

2. 準天頂衛星システムは、日本における衛星測位の利用可能エリアや利用時間帯を広げる効果がある。

3. 準天頂衛星から送信される情報は、日本と経度の近いアジアやオセアニア地域でも受信が可能である。

4. 短縮スタティック法による観測は、1機の準天頂衛星からの測位信号と4機のGPS衛星からの測位信号を同時に受信できれば可能である。

5. スタティック法による10 km以上の観測を行う場合は、GPS・準天頂衛星及びGLONASS衛星の組合せで5衛星以上必要である。

解説

明らかに間違っている選択肢は「」です。

それ以外の選択肢は正解です。

特に選択肢1~3は基本的な事項ですので、確実に覚えておきましょう。

選択肢5

スタティック法による10 km以上の観測を行う場合は、GPS・準天頂衛星及びGLONASS衛星の組合せで衛星以上必要である。

選択肢の文章中の「5衛星以上必要」の部分が誤りです。

正解は6衛星以上必要です。

作業規定の準則 第2編 第2章 第37条 2 二 二
備考 2
スタティック法による10 km以上の観測では、GPS・準天頂衛星を用いて観測する場合は5衛星以上とし、GPS・準天頂衛星及びGLONASS衛星を用いて観測する場合は6衛星以上とする。

作業規定の準則

GLONASS衛星を組合せる場合には、6衛星以上、GLONASS衛星を組合せない場合には5衛星以上ということです。

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