令和5年測量士試験(午前) 第19問(計算:数値地形モデルの作成)を解説

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測量士試験

試験問題の引用
令和5年の試験問題は国土地理院HPから引用しています。
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/past.html

第19問 問題

 数値地形モデルを作成するため、計測時の対地高度2,000mで航空レーザ測量を実施した。このとき、航空機直下の地表面における進行方向の計測間隔は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
 ただし、計測エリアは平たんであり、航空機の対地高度及び対地飛行速度は一定であるとともに、機体の傾きや回転は考慮しないものとする。
 また、使用するレーザ測距装置のパルスレート(1秒当たりの照射回数)は毎秒600,000回、スキャンレート(1秒当たりの走査回数)は毎秒105往復、スキャン角度は±25°とし、航空機の計測時の対地飛行速度は秒速70mとする。
 なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。

選択肢
1.0.3 m
2.0.5 m
3.0.7 m
4.1.5 m
5.3.0 m

第19問 解答・解説

正解は選択肢1です。
以下、解説。

計測間隔を求める

問題文より「1秒当たり105往復の計測」を行うので、1秒当たりの測線数は
105×2 =210本

問題文より「航空機の計測時の対地飛行速度は秒速70m」であることと、上記で算出した1秒当たりの測線数が210本であることより、進行方向の計測間隔は
70 m ÷ 210 = 0.333
      ≒ 0.3 m

よって求める航空機直下の地表面における進行方向の計測間隔は0.3 m

正解は「選択肢1」。

類題
平成30年測量士試験(午後)問C-2

ほかの問題も見たい方はこちら
測量士試験(午前)の過去問解説→記事一覧に飛びます。

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